低学力の子供たちに、勉強に必要な言葉を覚えてもらうための語彙習得ドリル「ワードクライシス」について、何回かに分けて、制作の背景をご紹介していきます。私の思い・考えを発信することで、分かり合える仲間を増やせたら、と思っています。

単語練習には繰り返しが必要
せっかく単語を覚えても、しばらくすると忘れてしまいます。それを防ぐために必要なのが繰り返し練習です。でも、それは面倒。勉強が好きではない低学力の子供たちならなおさらです。そこで、語彙習得ドリル「ワードクライシス」では取り入れているのがやりこみ要素です。
正解率+解答時間でランク付け
単語を覚えると、覚えるためのトレーニングでの正解率や解答時間によって、「無印」、〇、◎、☆のランク付けがされます。「もっと練習しなさい!」と言われてもやる気は出ませんが、ランク付けされると、「ランクを上げたい」と頑張れます。既に覚えた単語を、ランクアップのために繰り返し練習してくれるのです。


ストーリーも楽しめる
ワードクラシスは、言葉を5つ覚えるごとにストーリーが進む仕組みになっています。読むのが苦手な子供たちがメインターゲットなので、簡単な内容にしてあります。イラスト付きで、可愛いモンスター、日本の名所、名産品、電車が登場する5分程度の文章です。”ちょ~面白い”というわけではないですが、”ちょっと息抜き”的な小さな楽しみとして楽しんでほしいと思っています。単語を覚える、というドリル本来の目的からとは異なりますが、読む楽しさを少しでも味わってもらえれば、読書嫌い改善→語彙力改善につながるかもしれません。こんな感じです。
やったぞ。
気仙沼のモンスター達を倒した。街に賑わいが戻ってきた。
言葉を取り戻したお祝いに、気仙沼の海産物を楽しんだ。
生牡蠣もフカヒレも旨い!しかし、次の週に悲しい知らせが届いた。
関西地方の神戸で人々の言葉が奪われているらしい。僕は阪急電鉄で神戸に向かった。
そこに待っていたのはモンスター「ギューコーベ」達だった。
ワードクライシス 気仙沼クリア後のストーリ
続きは、別の記事で書きますね。
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読んでくれてありがとうございます。同じ思いをお持ちの方、力を貸して下さい!



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