語彙習得ドリルの出来るまで④ 学習語は1学年約100語

低学力の子供たちに、勉強に必要な言葉を覚えてもらうための語彙習得ドリル「ワードクライシス」について、何回かに分けて、制作の背景をご紹介していきます。私の思い・考えを発信することで、分かり合える仲間を増やせたら、と思っています。

小中学生の「学習語」は約900語

日本語の学習語リストは、いくつか存在していますが、語彙習得ドリル「ワードクライシス」では、松下達彦博士(国立国語研究所教授作成)の日本語学術共通語彙リストのレベル0(70語)、Ⅰ(559語)、Ⅱ(542語)の内、小中学校の教科書によく使われる約900語を使用しています。

学習語の1学年分は100語弱

900語を小1~中3の9学年に分割します。教科書に登場する頻度が高いほど、簡単な単語という考えで分割しています。(詳細は、ややこしいので省略)。単純計算すると、900÷9=100なので、1学年100語です。この中には、低学力の児童でも知っている言葉が含まれているので、それを省くと大体1学年70~80語になります。

1日1語で習得できる

新しい学習語を1日1語覚えると、全部で70日かかります。繰り返し練習の時間を考慮に入れても、200日あれば大丈夫です。小中学校の年間登校日数は約200日。学習語を学ぶ時間を小1から毎日確保すれば、低学力児を救う大きな一歩になります。

続きは、別の記事で書きますね。

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読んでくれてありがとうございます。同じ思いをお持ちの方、力を貸して下さい!

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